来年に続く昔話。
むかしむかし、月曜日のことじゃった。
ニャゴヤのあるところに、『長助』という小学3年生の男の子がおってな
長助の通う寺子屋では、この日から家庭訪問といって
先生が子供達の家に順番に来る日になっておったそうな。
長助のおっ母は、玄関の周りを掃除しながらため息をついておった。
毎年毎年、先生が変わっても言われる事は同じ事。
申し訳アリマセン、と、今年は何度言わねばならんのだろう。
しばらくすると、随分とやせた年配の女の人がやってきた。
長助の先生じゃった。
先生は長助の家だけでなく、他の子供達の家も回らねばならないので
それぞれの家で話す時間は10分程度と決まっておったが
とても丁寧に、実に20分近くもおっ母と話をしていった。
その頃長助は、隣町の算盤の寺子屋に行っておったのじゃが
家にたどり着くや否や、突然掃除をしたり家の手伝いをしてな
おっ母をたいそう驚かせたんじゃ。
長助なりに自分の生活や行動に『やましさ』があったんじゃろう。
しかしなぁ。
おっ母はそんなことじゃ誤魔化されなかったんじゃ。
必死の取り繕いも虚しく、長助は正座をさせられ
先生やおっ母についていた山ほどの嘘や
未提出のまま闇に葬られた宿題や
おっ母に渡さず無くしてしまった、寺子屋からの大事なお触書など
弟の次郎丸に『兄上はダメだねぇ』と呆れられるほど
キツーイお灸をすえられたということじゃ。
めでたしめでたし?
ニャゴヤのあるところに、『長助』という小学3年生の男の子がおってな
長助の通う寺子屋では、この日から家庭訪問といって
先生が子供達の家に順番に来る日になっておったそうな。
長助のおっ母は、玄関の周りを掃除しながらため息をついておった。
毎年毎年、先生が変わっても言われる事は同じ事。
申し訳アリマセン、と、今年は何度言わねばならんのだろう。
しばらくすると、随分とやせた年配の女の人がやってきた。
長助の先生じゃった。
先生は長助の家だけでなく、他の子供達の家も回らねばならないので
それぞれの家で話す時間は10分程度と決まっておったが
とても丁寧に、実に20分近くもおっ母と話をしていった。
その頃長助は、隣町の算盤の寺子屋に行っておったのじゃが
家にたどり着くや否や、突然掃除をしたり家の手伝いをしてな
おっ母をたいそう驚かせたんじゃ。
長助なりに自分の生活や行動に『やましさ』があったんじゃろう。
しかしなぁ。
おっ母はそんなことじゃ誤魔化されなかったんじゃ。
必死の取り繕いも虚しく、長助は正座をさせられ
先生やおっ母についていた山ほどの嘘や
未提出のまま闇に葬られた宿題や
おっ母に渡さず無くしてしまった、寺子屋からの大事なお触書など
弟の次郎丸に『兄上はダメだねぇ』と呆れられるほど
キツーイお灸をすえられたということじゃ。
めでたしめでたし?
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